円形脱毛症と関わりの深い自己免疫疾患の症状と検査。

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人の体には体外から侵入してくる細菌やウイルスを攻撃する免疫機能というものが備わっています。
その免疫機能に異常が起こり、体外から侵入してきた有害物質と間違えて自分の体を攻撃してしまうことを自己免疫疾患といいます。

自己免疫は円形脱毛症の原因とも言われており、円形脱毛症を発症した人は自己免疫疾患を併発している場合が多いです。

自己免疫疾患は大人だけでなく子供でも発症する可能性は十分にあります。

 

関節リウマチ

リウマチは免疫機能が異常を起こし、自分の体の骨や軟骨を間違えて敵とみなし攻撃してしまうことで起こります。

リウマチと聞くとある程度高齢の方が発症する病気と思いますが小児でも発症することはあります。

リウマチの症状

初期は40℃近い発熱が起こり、数か月後に関節の痛み、腫れ、こわばりが発症します。

関節リウマチは全身型、多関節炎型、少関節炎型に区別され、それぞれ症状に特徴があります。

  • 全身型・・・発疹、リンパ節の腫れ、胸膜、心膜の炎症、肝臓と脾臓の肥大
  • 多関節炎型・・・発症6ヵ月以内に5か所以上の関節炎
  • 少関節炎型・・・発症6ヵ月以内に4関節以内の関節炎

関節リウマチの検査

関節リウマチの検査は大人と同じ様に進めます。

  • 問診・・・関節炎の数、炎症の有無、運動痛でないか、発症の状況
  • レントゲン撮影、超音波検査など画像検査
  • 血液検査・・・肝機能、炎症確認、リウマトイド因子確認など

 

甲状腺疾患

甲状腺を外部からの異物と間違えて攻撃してしまうと甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまったり、逆に甲状腺ホルモンの分泌が減ったりします。

甲状腺ホルモンが過剰分泌される症状を甲状腺機能亢進症といい、甲状腺ホルモンが減少する症状を甲状腺機能低下症といいます。

甲状腺疾患の有名どころとしては甲状腺機能亢進症ではバセドウ病、甲状腺機能低下症では橋本病となります。

甲状腺疾患の症状

甲状腺機能亢進症では

  • 暑がり
  • 多汗
  • 疲れやすい
  • 動悸
  • 息切れ
  • 手の震え
  • 体重減少

などの症状が見られます。

一方、甲状腺機能低下症では

  • 皮膚の乾燥
  • 寒がり
  • 抜け毛
  • 気だるさ
  • 物忘れ
  • 便秘

などの症状が見られます。

甲状腺機能の検査

甲状腺機能の検査は血液検査で行います。

TSH、FT3、FT4で甲状腺機能の検査をし、その結果によって悪さをしている自己抗体を調べる検査に移ります。

自己抗体検査には

  • 抗サイログロブリン抗体
  • 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体
  • TSHレセプター抗体

などがあります。

尋常性白斑

皮膚の色素が部分的に抜ける症状が出る病気です。

原因についてははっきりしていない様ですが自己抗体が色素細胞を攻撃してしまうことで起こるという説が有力のようです。

尋常性白斑の検査は特にはなく、命に関わったり、生活に支障が出ることでもないです。

全身性エリテマトーデス(SLE)

全身性エリテマトーデスは難病指定されている疾患で原因は今でもはっきりと解明されておらず、分かっているのは自己免疫機能の攻撃によるものだという所までです。

全身性エリテマトーデスの症状

全身性エリテマトーデスの症状として

  • 倦怠感、発熱などの全体症状
  • 指、肘、膝などの関節の痛み
  • 心臓、腎臓、肺、消化管などの臓器症状
  • 紫外線を浴びると症状が出る日光過敏症
  • 口内炎
  • 脱毛

と多岐に渡ります。

全身性エリテマトーデスの検査

全身性エリテマトーデスは胸部X線、胸部CT、血液検査を実施します。

血液検査は

  • 抗核抗体
  • 抗DNA抗体
  • 抗ds-DNA抗体
  • 抗ss-RNP抗体
  • 抗RNP抗体
  • 抗Sm抗体

などの自己抗体項目を実施します。

重症筋無力症

重症筋無力症は全身の筋力の低下や疲労しやすくなったりしてしまう症状が起こります。

重症筋無力症の検査

胸部レントゲン、CT、MRI検査、血液検査では抗アセチルコリンレセプター抗体を検査します。

まとめ

円形脱毛症と関わりの深い自己免疫疾患についてまとめてみました。

自己免疫疾患は日ごろよく耳にするリウマチから全身性エリテマトーデスの様な難病指定された疾患まで様々で、原因が解明されてない部分も多いです。

自分や身の回りの人の症状が気になる場合はかかりつけ医に相談してみてくださいね。

 

 

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